神田身療室について
治療のポリシー
当院は構造医学を専門とする施術所です。
行うのは構造医学に基づく診断・施術です。
国家資格としては鍼灸師のラインセンスを持っていますが、医師ではありません。
したがって当たり前ですが、病院ではありません。 病気の診断、薬の処方や指示など一切行っていません。
病院のようなレントゲンやCT,MRIなどの検査設備は当然ありませんし、血液検査など病気の診断に関わる一切の検査や診断は行っていませんし、資格上もできません。
頭痛や腰痛、腹痛でも、どんな病気で起こっているか解りません。 生死にかかわる重篤な病気が隠れている可能性もあります。
通常の西洋医学での検査・診断をまず優先的に行ってください。早期発見、早期治療がどんな病気を治すのにも鉄則です。
神田身療室では、構造医学を中心とした統合的な施術を行っています。
人が「治る」とは、「健康になる」とはどういうことか?を追求し、原因治療と本質的な解決を目標とします。
ただ故障部位を治療するというだけではなく、積極的に「新しく健康を創造していく」ことを同時に目指します。
外傷を除いて、日常生活の立ち方や座り方、歩き方など、生活習慣の中に問題の原因があると捉えます。
「正しく立つ」「正しく座る」「正しく歩く」とは等、患者さんご自身が学び、実践することにより、日常生活動作の根本的改善ができるようサポートします。
本質力の上達が専門なので、クライアント様の各々の専門分野を上達させることができます。
「スポーツ」「学問」「ビジネス」など、各分野のスキル、メンタル面、フィジカル面の向上と統合ができてきます。
当院の施術について
構造医学での施術の際、バイオトライボロジー(生体潤滑理論)を用いた術技を行います。
施術の中で特に重きを置いているのが仙腸関節ですが、 仙腸関節は上半身と下半身を繋ぐ要となる関節です。 直立姿勢、直立二足歩行を行うと、上半身からの荷重を常に仙腸関節で受けることになります。
この仙腸関節はその関節面は他の関節と違い、平面・凹凸面等が様々な形で組み合わさっています。 その中に隆起した面があり、上半身からの荷重により仙腸関節に圧がかかると潤滑液が一定方向に流れを作り、ベアリング(軸受)機構としての役割を果たします。
人間が直立姿勢・直立歩行を維持するためにはこの仙腸関節の機構が非常に重要になります。 この仙腸関節を構造医学の独自の方法で診断し、施術していきます。
仙腸関節以外では背骨の中に4箇所ある各移行部、頭頸移行部、頸胸移行部、胸腰移行部、腰仙移行部を機構的平衡器として捉え、重視し、構造医学特有の重要な診断箇所として診ていきます。 また顎関節は前後のバランサーとして重要な箇所として捉えていて、これに対しては首にある顎関節頚椎支点(頚椎3番と頚椎4番)を診断し、施術します。 当院では股関節や肩関節も重要と捉え、毎回の診断・施術の対象としています。 他にも足部は最も外傷の多い場所と考え、同じく毎回診ていきます。
治療師の選び方
治療法を同じ師に学んでも、理解力や技術力は人それぞれです。
特に技術力に関しては早期から上手い下手が分かれることが多いと思います。
外科手術を受けるなら絶対に腕のいい外科医を選びたいですよね。
同じように上手い治療師を選びたいと思います。
治療や武術の世界でも何の世界でも、最初から上手い人、あっという間に上手くなる人、長くやっても上手くならない人がいます。
聞きなれない方がほとんどかもしれませんが、昔から上達・下達という概念があります。
慣れることで上手くなったように思えても、大して上達していないということは実際よくあることだと思います。
慣れただけなのか、本当に上達したのか、本人も理解できていないことがよくあります。
学ぶ側はこの違いを解っていることはとても大切です。
要は的を得た努力をしたかどうかということと、自分をどれだけ客観視できていたかです。
下達とは単に上達しない人というだけでなく、経時的に上手くならないのみならず下手になっていくことも含まれるのですね。
恐ろしいことですが実際にある話なのです。
経験年数は参考にはなりますが、実力の向上が比例しない人が多いことが実際です。
努力して上手くなっているはずが、いつの間にか下手になっているということが治療や武術に限らずいろんな分野で起こります。
単純に老化に負けて若い時の方が良かったということも多々あります。
スポーツや、歌や演奏の世界など様々な分野で実際にあることは容易に解ると思います。
治療も技術職である以上外科医と同じで上手い下手は明確にあります。
治療も例外ではないでしょう。
これまで診てもらった先生は年々健康になっていますか、それとも年々太っていったり体型が崩れていったりしていませんか。
(太っていることそのものが駄目だという意味ではありません。歯止めなく年々崩れていくのは自己管理失敗かなと)
自分の健康や体型を維持ができない人に自分の健康を管理してもらいたいですか。
私なら腕のいい先生に診てもらいたいし、自分の健康管理ができている先生に診てもらいたいですし、年々上達する方に診てもらいたいです。
どんなに人柄が良く才能があっても治療(大系)法に優劣があるので、的外れや間違った治療法であれば治るものも治りません。
なんと言っても優れた治療法を学んでいること、その上で腕がいいこと、そして必要な指導をしてくれること。
人柄はいいに越したことはありませんが絶対条件ではないと思います。(もちろん悪人は論外ですが…)
以上の観点で治療師を選んでみてください。